特別養護老人ホームのユニットケア 7つのメリットとデメリット

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特別養護老人ホーム(新型特養)では、ユニットケアが制度化され増えています。ユニットケアにはメリット・デメリットあります。

特別養護老人ホームの部屋の種類とは

特別養護老人ホームの部屋には個室やユニットなど大きく4種類あります。

従来型個室

従来型個室は、1部屋にベッドが1つのみ個室です。従来型個室は、トイレや浴室なども部屋にあり専有となります。

多床室(大部屋)

多床室は、1部屋に複数のベッドが配置されているタイプです。現在は4人部屋が主流です。

ユニット型個室

ユニット型個室は、1部屋に対してベッドは1つですが、従来型個室と違い、浴室・トイレ・ダイニングなどはユニット単位で共用というタイプです。

ユニット型準個室

ユニット型準個室は、設備はユニット型個室と同様ですが、多床室をリフォームして仕切りを増設した形で半個室となっているタイプです。

新型特養のユニットケアとは

ユニットケアとは、在宅に近い居住環境で、ご利用者様一人ひとりの個性や生活リズムに沿って、同じユニットで人間関係を築きながら日常生活を営めるメリットを活かした介護を行える建物構造、体制の特別養護老人ホームです。
一般的にユニットケアでは、1ユニットの構成人数は8人~15人が理想とされ、北欧のスウェーデン、デンマークなど福祉が充実している国のグループホームを参考に日本取り入れたといわれています。介護保険制度が開始される2000年前の措置の時代からある従来の特別養護老人ホームは、多床室で介護業務優先のケアとなっていました。

日本では、介護保険制度が開始されて間もない平成14年度(2002年度)以降の新設の特別養護老人ホーム(新型特養)において、個室化とユニット化が標準化されています。

豆知識 介護保険の歴史

・1997年に高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組み(介護保険)が創設され介護保険法が成立

・2000年に介護保険法が施行されました。

介護保険の基本的な考え方

特別養護老人ホームにも密接に関わる介護保険法には、3つの基本的な考え方があり、創設から長く経過した現在も重要な価値観となっています。

自立支援・・・単に介護を要する高齢者の身の回りの世話をするということを超えて、高齢者の自立を支援することを理念とする。

利用者本位・・・利用者の選択により、多様な主体から保健医療サービス、福祉サービスを総合的に受けられる制度とする。

社会保険方式・・・給付と負担の関係が明確な社会保険方式を採用する。

特別養護老人ホームでのユニットケアのメリットとは

特別養護老人ホームではユニットケアのメリットが認知され、ユニットケアを取り入れる施設が増えてきました。ユニットケアのメリットとしては以下のようなことが挙げられます。

  1. ユニットケアでは個室空間があり、個人のプライバシーが確保され、その人らしい暮らし方が尊重されます。
  2. ユニットケアでは、プライバシーが確保された自分の部屋と、ユニット内の居住者やスタッフとの交流空間の両方があるため、孤立せず過度の社交にもなりすぎずストレスの軽減につながります。
  3. ユニットケアでは、回廊のような構造でなく、比較的家庭的な作りで接する人も大きく変わらないため、認知症高齢者の徘徊や混乱が軽減するという報告もあります。
  4. ユニットケアでは、大勢のご利用者を大勢のスタッフで対応する施設と比べ、一人ひとりの状況に合わせた介護・コミュニケーションを提供することができます。
  5. 一定期間スタッフも専任であるため顔馴染みとなり、より家庭に近い環境といえます。
  6. ユニットケアでは個室があるため、家族が気兼ねなく訪問することができます。
  7. 疾患や感染症などの際に個別対応がしやすく、施設内感染リスクが軽減されます。
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特別養護老人ホームでのユニットケアのデメリット

特別養護老人ホームでのユニットケアのメリットはいろいろありますが、デメリットとしては以下のようなことが挙げられます。

  1. 従来型の特養とユニットケアの新型特養を比較した場合、建設費用高く設備も充実しているため、居住費や光熱費も割高となり、入居者の利用費負担に反映されます。(特養の居住費は施設ごとに設定されます)
  2. ユニットでの居住者間でトラブルが起こったときなどには、居室調整などが生じるケースもあります。

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